「レオパが2週間もうんちをしない!これって便秘なの?」「家庭でもすぐに解消する方法は?今後のために原因と対策を知りたい」という悩みにお答えします。
レオパが2週間もうんちをしないなら、便秘の可能性があります。しかし、排便頻度には個体差があり、100%とは言えません。そこで、この記事では他の見分け方をご紹介します。
レオパの便秘を放置するのは危険です。どんどん体力が奪われて、取り返しのつかないことになるかもしれません。ぜひこの記事を参考にして、早期解決を目指してください。
爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表
Kanta
かんた
爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。
レオパが2週間うんちしない!これって便秘?
日頃の排便頻度にもよりますが、便秘の可能性があります。100%便秘かどうかは、病院にいかないと判断できません。
とはいえ、今すぐにでも便秘かどうか知りたいですよね。そこで、レオパに次のような特徴がないかも観察してみてください。
- 普段より腹部が膨張している
- 食欲不振により食事量が減った
- 動きが鈍くなり、活発さがない
- 頻繁に体を伸ばしたり縮めたりする
- 理由もなく、突然に嘔吐していた
- 便が出たとしても硬くて小さい
これらはよく言われる便秘のサインです。すべてではなくても、いくつか当てはまるようなら念のために便秘を疑いましょう。
飼育初心者の場合は、すぐにでも病院へ行くことをおすすめします。以降この記事で解消方法もご紹介しますが、最優先は「獣医師の受診と処置」だとご理解ください。
レオパが2週間便秘のときの解消方法
基本的には病院への受診をおすすめしますが、時間が取れない方もいるでしょう。
そこで、家庭でも試せるレオパの便秘の解消方法をご紹介します。どれもそこまで難易度が高くないので、すぐに実行できるはずです。
- 約35度のお湯で温浴させる
- 積極的に水分を摂取させる
- 運動させて排便をうながす
これらの方法を組み合わせるほど、便秘を解消できる可能性が上がります。なお、実施するときは自己責任でお願いします。
日頃の排便頻度によりますが、2週間も便秘なら早めに対処することをおすすめします。大事にならないように、早期治療を目指していきましょう。
レオパの便秘の解消方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
レオパの便秘の解消方法3選【すぐに試せる裏技あり】レオパの便秘の原因
レオパが便秘を対策するために、原因も知っておきましょう。
これらの原因が発生しない仕組みを作れたら、レオパも便秘にならずに済みます。意外な事実もありますから、飼育初心者なら覚えておいてください。
- 水分不足による脱水症状
- 低温環境による代謝の低下
- 消化しにくいエサの蓄積
- 消化できない床材の誤飲
- ストレスによる体調不良
- 代謝疾患や消化器官の病気
- 運動不足による消化能力低下
これらの原因が重なり合うと、なおさら便秘になる可能性が上がります。つまり対策するには、日頃からこういった原因を産まない環境づくりが大切になるのです。
レオパの便秘の原因について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
レオパの便秘の原因7選【あなたの飼育ミスを直すべき】レオパの便秘を未然に防ぐ対策
それでは、レオパの便秘を未然に防ぐための対策方法をご紹介します。
多くの場合は、ケージ環境を改善するだけなので、今すぐにでも対策できます。小さなことからでいいので、現状の環境を見直してみてください。
- 新鮮な飲水に定期的に交換する
- ケージ内の温度環境を見直す
- 消化しやすいエサに交換する
- エサを与えるときは誤飲を対策する
- 隠れ家を置いてストレスを緩和する
- 専門病院で定期的な健康診断を行う
- 遊び場を設置して運動不足を解消する
この中でも特に「遊び場の設置」がおすすめです。特別な知識や技術はいらず、設置するだけで簡単にレオパの運動不足を解消してくれます。
便秘になるケージ環境の多くが「シンプルで、立体活動がしにくいレイアウト」です。もう便秘にさせたくない方、少しでも便秘を対策したい方は、遊び場の設置を検討しましょう。
レオパの便秘の対策方法について詳しく知りたい方は、下記の記事をご覧ください。
【必須】レオパの便秘対策にぴったりな便利グッズ【運命の分かれ目】この記事のポイント
今回は「レオパが2週間便秘の場合の解消方法・原因・対策」について解説しました。最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。
- レオパが2週間もうんちをしないなら、便秘の可能性を疑うべき
- 家庭でも解消する可能性はあるが、できるだけ専門病院へ行こう
- 初期症状の場合なら、温浴・水分摂取・運動で治る可能性がある
- レオパが便秘になる原因は、飼育環境の間違いによるものが多い
- 日頃から適切な環境を整え、遊び場を使って運動させるのが大切
記事後半でもお伝えしたように、レオパの便秘対策には「爬虫類専用の遊び場」が有効です。登り降りなどの立体活動により、運動不足を解消し、便秘対策につながります。
レオパにおすすめの遊び場「はちゅれちっく」を下記の記事でご紹介しています。遊び場の設置を考えている方は、下記の記事をご覧ください。
レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる!- 監修:山本直輝, 写真・編集:川添宣広, 「レオパの教科書」, 笠倉出版社, 2020年1月1日
- 著者:小家山仁, 写真・編集:川添宣広, 「ヒョウモントカゲモドキの健康と病気」, 誠文堂新光社, 2019年4月12日