レオパの尻尾がずっと細い！痩せすぎ？【健康的に太る方法】

「うちのレオパの尻尾は細いの？どのくらいが目安？.」「どうやったら健康的に太らせるのかな？食欲アップのやり方を知りたい！」といった悩みにお答えします。

レオパの尻尾の適正な太さは、首の付け根と同じくらいです。それよりも細い場合は、少しガリガリかもしれません。食欲を上げて、健康的に太らせる必要があります。

この記事では、「栄養不足を解消する方法」「健康的に太らせる方法」もご紹介します。レオパを早死させたくない人は、必見の内容です。

記事後半には、運動不足を解消させて食欲をアップさせる便利グッズ「レオパ専用の遊び場」をご紹介します。こちらも太らせたい方は、ぜひご覧ください。

この記事の著者

爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表

Kanta

かんた

詳しいプロフィール

プロフィール

爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。

レオパの尻尾が細いといわれるライン

レオパの尻尾が細いといわれるラインはどのくらいか、その目安をご紹介します。

あなたの飼っているレオパが問題ないか、チェックしてみてください。

適正な太さは「尻尾と首の付け根が同程度」

レオパの尻尾が適正な太さかどうかを判断する簡単な方法があります。首の付け根と尻尾のもっとも太いところを比べてみてください。

適正な太さの場合、首の付け根と尻尾のもっとも太いところはほぼ同じ太さです。もし尻尾が細い場合、栄養不足の可能性があります。

尻尾はレオパが栄養を蓄える重要な部分なので、細い場合は健康状態に注意しましょう。尻尾の太さは健康のバロメーターと言えます。

太り過ぎもまた「突然死」するリスクあり

反対にレオパが太り過ぎると、健康に重大な影響を及ぼすことがあります。特に心臓や肝臓に負担がかかり、最悪の場合、突然死するリスクが高まります。

適切な体重管理は、レオパの長寿と健康を維持するために重要です。レオパの体重が急激に増加している場合、食事の量や種類を見直す必要があります。

太り過ぎを防ぐためには、バランスの取れた食事と適度な運動が欠かせません。適正な体重を保ち、健康的な生活を送ることが大切です。

レオパの尻尾が細くなる原因は「栄養不足」

レオパの尻尾が細くなる原因のほとんどは「栄養不足」によるものです。

きちんと日頃から食事をして、栄養を補給できていればガリガリになりません。レオパの尻尾が細いのなら、食事習慣を見直さなければいけません。

ここでは、レオパの栄養不足を解消する方法をまとめたので、目を通してください。

与えるエサの量や頻度を増やそう

レオパの尻尾が細い原因の一つは、栄養不足です。エサの量や頻度を増やすことで、栄養をしっかりと摂取させることが大切です。

特に成長期のレオパには、十分なエサを与えることが必要です。1日1回〜2日1回程度エサを与えるのが一般的ですが、尻尾が細い場合は、毎日欠かさず与えてみましょう。

また、バランスの取れたエサを選ぶことも重要です。サプリメントを取り入れて、一食の栄養価を高める工夫をしましょう。

食べないなら病気や怪我を疑おう

もしレオパがエサを食べない場合、まず病気や怪我を疑いましょう。病気や怪我は、レオパの食欲を低下させる大きな原因です。

口内炎や消化器系の問題があると、エサを食べるのが痛くて避けることがあります。また、体に外傷がある場合も、痛みで食欲が落ちることがあります。

レオパの健康状態をよく観察し、異常があればすぐに獣医に相談しましょう。早期発見と適切な治療が、レオパの健康を守るために重要です。

まだ食べないなら環境を変えよう

エサを増やしてもレオパが食べない場合、飼育環境を見直してみましょう。レオパはストレスに敏感で、環境が適していないと食欲が低下します。

まず、ケージの温度と湿度をチェックしましょう。適正な温度は約28～32度、湿度は40～60%が理想的です。また、ケージ内にシェルターを用意して、隠れて安心できる空間を作りましょう。

静かな場所にケージを置くことも大切です。人の往来が激しかったり、他の動物が現れたりする場所は、レオパに不安を与えてしまいます。意外にも環境を整えることで、レオパの食欲が回復しやすくなります。

太らせたいのにレオパの食欲が少ない原因と対処法

「尻尾が細くて不安…でも食べない…」と思っている方へ。

太らせたいのにレオパの食欲が少ないのには、いくつか原因があります。これらの原因をひとつずつ丁寧につぶしてあげれば、食欲を取り戻す可能性が高いです。

下記の内容を参考にして、もう一度あなたの飼っている飼育環境を見直してみてください。

まだ新しい環境に慣れていない

レオパが新しい環境に慣れていない場合、食欲が落ちることがあります。環境が変わると、レオパはストレスを感じやすくなり、食欲不振に陥ることが多いです。

新しいケージに引っ越したばかりのレオパは、数日から1週間程度かけて慣れる必要があります。その間は、静かで安心できる環境を整えましょう。

ケージ内に隠れ場所を増やし、安心できるスペースを提供することが大切です。焦らずに見守り、徐々に環境に慣れてもらいましょう。

温度・湿度などの環境が合わない

レオパの食欲が少ない原因の一つに、温度や湿度などの環境が適していないことがあります。適正な温度は28～32度、湿度は40～60%が理想です。

温度が低すぎると代謝が落ち、食欲が減少します。逆に、高すぎるとストレスが増し、同じく食欲が低下します。湿度も重要で、低すぎると脱水症状を引き起こし、高すぎると呼吸器系の問題が生じます。

温度計や湿度計を使って、適切な環境を維持しましょう。ケージが大きい場合は、複数の地点を計測してください。自分が目を離しているときは、もっとも要注意です。

与えられるエサが好みではない

レオパの食欲が少ない原因として、エサが好みではない場合があります。レオパにも好き嫌いがあり、特定のエサを拒否することがあります。

また、同じ種類の虫ばかり与えていると飽きてしまうことがあります。バリエーションを持たせるために、さまざまな種類のエサを試してみましょう。

苦手かもしれませんが、人工フードだけでなく本物の昆虫をときには与えてみましょう。普段から昆虫を与えている場合は、コオロギやミールワームだけでなく、シルクワームやハニーワームなども与えてみてください。

便秘だから新しいエサが入らない

レオパの食欲が少ない原因として、便秘が考えられます。便秘になると、新しいエサが消化されにくくなり、食欲が低下します。

便秘の兆候は、排便の頻度が減ることや、お腹が膨らんでいることです。便秘を予防するためには、適度な水分補給と運動が重要です。

水皿を常に清潔に保ち、レオパが自由に飲めるようにしましょう。また、登り降りできる遊び場を用意して、レオパが自然に運動できる環境を整えましょう。

運動不足だから食欲がわかない

レオパの食欲が少ない原因として、運動不足が挙げられます。運動が不足すると、代謝が低下し、食欲が減少します。これは人間と同じですよね。

ケージ内に登り降りできる遊び場を設置し、レオパが自然に運動できる環境を作りましょう。ケージ内を立体的なレイアウトにするだけでもレオパの活動量が増えます。

レオパ専用の遊び場「はちゅれちっく」を使えば、特別な知識や技術は必要ありません。届いたら簡単にセッティングできます。ぜひ試してみてください。

運動して食欲増進！遊び場「はちゅれちっく」

両爬工房では、小型爬虫類向けの遊び場（遊び場付きロフト）「はちゅれちっく」を開発・販売しています。

はちゅれちっくを使えば、レオパの立体活動をサポートできるので、運動不足の解消や便秘・肥満の予防につながります。野生のような活き活きとした姿を見られるので、あなた自身も飼っていて楽しくなるはずです。

サイズは「2階建て」「3階建て」の2種類で、お使いのケージサイズに合わせて選べます。特別な知識や技術は必要なく、設置するだけで立体レイアウトのできあがりです。

「レオパを積極的に運動させて、食欲をアップさせたい」「もっと毎日の飼育を楽しみたい」と思う方は、レオパ専用の遊び場「はちゅれちっく」をぜひ手に入れてください。

2024年5月15日 レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる！

この記事のポイント

今回は「レオパの尻尾が細い原因と対処法」について解説しました。最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。

遊び場は、運動不足を解消させて食欲をアップさせる便利グッズです。レオパの遊び場をお探しの方は、下記の記事をご覧ください。

2024年5月15日 レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる！