生後6ヶ月のレオパの平均体重と餌の量【ヤングの終わり】

生後6ヶ月のレオパの平均体重と餌の量【ヤングの終わり】

「生後6ヶ月のレオパの平均体重が知りたい!うちの子は太り過ぎ?」「生後6ヶ月だと餌の量はどれくらいがいい?増やすべき?」といった悩みにお答えします。

生後6ヶ月のレオパの平均体重は「約15〜30g」、適切な餌の量は「1日1回で満腹より若干少量くらい」です。個体差があるので、あくまで目安程度に考えてください。

この記事では、上記の指標をもとにあなたのレオパが順調に成長する方法をご紹介します。少しでも自分の飼育方法に不安がある方には、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の著者

爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表

Kanta

かんた

プロフィール

爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。

生後6ヶ月のレオパの平均体重

生後6ヶ月のレオパの平均体重

生後6ヶ月のレオパは、成長段階でいうとヤングに当たります。この時期のレオパは、ベビーに比べたら成長速度は落ちるものの、まだまだ大きくなります。毎週体重を測って順調に成長しているか見てあげましょう。

ヤングサイズのレオパの適正体重は、約15〜30gです。適正な体重を保つためには、栄養バランスの取れた餌を与えることが大切です。まだ弱いので、拒食には注意してください。

この時期は、すぐに肥満になったりしないので体重を増やしていって構いません。ただし、成長をあせりすぎて、レオパに負荷を与えすぎないようにしてください。

生後6ヶ月のレオパの適切な餌の量と頻度

生後6ヶ月のレオパの適切な餌の量と頻度

餌は1日1回、レオパが活動を始める夕方〜夜にかけて与えましょう。昆虫を与えるときは、消化しやすいようレオパの頭の1/3〜1/2程度の大きさにします。

毎日お腹がいっぱいになるまで与えるのは、控えてください。突然数日餌を食べなくなったり、吐き戻したり、未消化の便をしたりします。

また、成長していくにつれて餌の量を増やしていくのが大切です。「満腹にさせる→数日若干量を減らす→体重の増加とともに餌を増やす→以降ループ」がおすすめです。

今後の成長速度の目安

今後の成長速度の目安

今後、どのくらいのペースで成長できていれば問題ないか、知りたいですよね。

そこで、レオパの適正体重の目安をまとめてみました。こちらを参考にご覧ください。

成長段階生後からの期間適正体重(目安)給餌頻度
ベビー0〜3ヶ月6〜15g1日1回
ヤング4〜6ヶ月15〜30g1日1回
サブアダルト7〜12ヶ月35〜50g1日1回
アダルト1〜2年50〜70g2日1回
フルアダルト2年以上60〜90g2〜3日1回
レオパの適正体重と餌の量の目安表

成長段階において、適正体重は変わってきます。個体差があるのでこれらの数値は、目安程度に考えておいてください。

飼育のやり方だけでなく、レオパの遺伝にも左右されます。「目安と違う…うちの子はダメなのかな…飼育がダメなのかな」と肩を落とす必要はありません。

レオパの体重の目安についてもっと知りたい方は、下記の記事をご覧ください。

レオパの適正体重の目安表|うちの子はデブ?ガリ?【プロ診断】 レオパの適正体重の目安表|うちの子は肥満?ガリガリ?【プロ診断】

順調に成長させていくための注意点

順調に成長させていくための注意点

現状が把握できたところで、今後どのように順調に成長させていくか解説します。

レオパの成長を阻害しないために、次のような点に注意してください。

  • 成長に合わせて餌の量を増やす
  • 栄養バランスの良い餌を与える
  • 季節に関わらず適切な環境を維持する
  • 触れ合いによりストレスで弱らせない
  • 遊び場を設置して積極的に運動させる

成長に合わせて餌の量を増やす

レオパは成長とともに必要な栄養が増えます。そのため、餌の量も段階的に増やすことが大切です。成長するにつれて、1匹あたりの昆虫の数を増やしていきましょう。

例えば、生後6ヶ月になると、1回に5〜7匹の昆虫を与えていたとします。段々と体重が増加してきたら、昆虫の数を増やしたり、もう少し大きい昆虫を選んでください。

あくまで餌の量を増やすだけで、給餌頻度を上げる必要はありません。1日1回のペースを崩さず、レオパの体重と様子を見ながら、餌を増やしていきましょう。

栄養バランスの良い餌を与える

レオパの健康的な成長には、栄養バランスの良い餌を与えることが重要です。主に生きた昆虫を食べるレオパには、クリケット、デュビアローチ、シルクワームなどの栄養豊富な昆虫を与えましょう。

昆虫を与える際には、カルシウムパウダーをまぶすことで骨の健康をサポートします。カルシウムが不足すると、代謝性骨疾患(MBD)を引き起こす可能性があります。ビタミンD3を含むサプリメントも併用しましょう。

季節に関わらず適切な環境を維持する

レオパは、気温や湿度が変化する季節に関係なく、適切な環境を維持することが重要です。飼育ケージ内の温度は、日中は28〜32度、夜間は26〜28度を目安に調整します。これには、ヒーターと一緒にサーモスタットを使用すると簡単です。

湿度も大切で、適切な湿度は40〜60%です。乾燥しすぎる場合は、ミストスプレーを使用して湿度を調整しましょう。また、レオパが自ら調整できるように、ウェットシェルター(上部に水を溜められるもの)がおすすめです。

触れ合いによりストレスで弱らせない

レオパは繊細な生き物であり、過度な触れ合いがストレスになることがあります。レオパと触れ合う際は、短時間で穏やかに行いましょう。

レオパがストレスを感じると食欲不振や体重減少などの症状が現れることがあります。特にベビーや若いレオパは環境に慣れていないため、無理に触れないことが大切です。

遊び場を設置して積極的に運動させる

レオパは健康を保つために、積極的な運動が必要です。飼育ケージ内に遊び場を設置することで、自然に運動を楽しむことができます。

登り降りできる階段やはしご、高低差を作れるロフトなどをケージ内に設置しましょう。レオパは自由に動き回れるスペースがあれば、夜中に動き回ります。

遊び場の設置はとても簡単で、特別な知識や技術は必要ありません。レオパが楽しみながら健康を保てるレイアウトを整えましょう。

運動させて肥満と便秘を防ぐ「はちゅれちっく」

両爬工房では、小型爬虫類向けの遊び場(遊び場付きロフト)「はちゅれちっく」を開発・販売しています。

レオパの立体活動をサポートできるので、便秘や運動不足の解消につながります。野生のような活き活きとした姿を見られるので、あなた自身も飼っていて楽しくなるはずです。

「レオパの運動をうながして、食欲をアップさせたい」「もっとレオパに健康でいてほしい」と思う方は、遊び場「はちゅれちっく」をぜひ手に入れてください。

レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる!

この記事のポイント

この記事のポイント

今回は「生後6ヶ月のレオパの平均体重と餌の量」について解説しました。

最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。

  • 生後6ヶ月のレオパの平均体重は、個体差はあるが15〜30g程度
  • 生後6ヶ月のレオパの餌の量は、1日1回で満腹より若干の少量
  • 成長に合わせて給餌頻度は変えず、餌の大きさや個数を変える
  • ストレスを与えすぎず、季節によらず適切な環境を維持すること
  • 健康を保つために、積極的な運動を促せる遊び場を設置するべき

記事後半でもお伝えしたように、レオパの便秘対策には「爬虫類専用の遊び場」が有効です。登り降りなどの立体活動により、運動不足を解消し、便秘対策につながります。

レオパにおすすめの遊び場「はちゅれちっく」を下記の記事でご紹介しています。遊び場の設置を考えている方は、下記の記事をご覧ください。