レオパの適正体重の目安表|うちの子は肥満?ガリガリ?【プロ診断】

レオパの適正体重の目安表|うちの子はデブ?ガリ?【プロ診断】

「レオパの適正体重が知りたい!うちの子は太り過ぎ?」「体重だけで判断していいの?肥満かガリガリか、何で見極めるべき?」といった悩みにお答えします。

この記事では、レオパの成長段階ごとの適正体重をご紹介します。あなたの飼っているレオパの成長段階にあわせた適正体重を知ることが可能です。

ただし健康的かどうかは、脂肪か筋肉かわからないので、体重だけでは判断できません。そこで、レオパが健康的に成長できているか、体型や特徴からの見極め方を教えます。

レオパの適正体重が知りたい方、健康的な体型なのか不安な方は、ぜひ最後までご覧ください。記事後半では、運動不足を解消させる「レオパ専用の遊び場」をご紹介します。

この記事の著者

爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表

Kanta

かんた

プロフィール

爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。

レオパの適正体重の目安

レオパの適正体重の目安

レオパの適正体重の目安をまとめたものがこちらです。

成長段階生後からの期間適正体重(目安)
ベビー0〜3ヶ月6〜15g
ヤング4〜6ヶ月15〜30g
サブアダルト7〜12ヶ月35〜50g
アダルト1〜2年50〜70g
フルアダルト2年以上60〜90g
レオパの適正体重の目安表

成長段階において、適正体重は異なります。ただし、個体差があるので目安程度に考えておいてください。

それぞれの成長期間と体重の関係について、詳しくご紹介します。

ベビー:体重約6〜15g

ベビーのレオパは、生まれてからおおよそ0~3ヶ月の間くらいを指します。この時期のレオパは急速に成長するため、毎週体重を測って順調に成長しているか見てあげましょう。

ベビーのレオパの適正な体重は約6〜15gです。適正な体重を保つためには、栄養バランスの取れた餌を与えることが大切です。まだ弱いので、拒食には要注意です。

ヤング:体重約15〜30g

ヤングのレオパは、生後4〜6ヶ月の間にあたります。この時期は成長が続きますが、ベビーよりもペースはやや緩やかになります。

ヤングのレオパの適正な体重は約15〜30gです。ぐんぐん成長させつつ適正な体重を保つためには、バランスの取れた食事と適切な給餌頻度が重要です。

サブアダルト:体重約35〜50g

サブアダルトのレオパは、生後7~12ヶ月の間にあたります。この時期になると、成長速度がさらに緩やかになりますが、まだまだ成長中の段階です。

サブアダルトのレオパの適正な体重は約35〜50gです。この時期は性成熟が始まり、個体差が大きくなることもあります。

アダルト:体重約50〜70g

アダルトのレオパは、生後1〜2年の間にあたります。この時期にはほぼ成長が完了し、成熟した体型になります。ここからさらに大きくするには、時間を要します。

アダルトのレオパの適正な体重は約50〜70gです。個体差があり、性別や遺伝によっても体重が異なることがあります。大きければいいわけではありません。

もう成長がかなり緩やかなのに、エサをどんどん与えすぎると肥満になります。大きくなるかは遺伝や個体差があるので、無理せずその子の個性を尊重しましょう。

フルアダルト:体重約60〜90g

フルアダルトのレオパは、生後2年以上の成熟した個体を指します。この時期には完全に成長が止まり、安定した体型になります。

フルアダルトのレオパの適正体重は約60〜90gです。もちろん個体差があり、性別や遺伝によって体重が変わることもあります。

これ以上大きくはならないので、無理にエサを与えすぎないでください。体力もそこそこあるので、餌やりに対してそこまで神経質になる必要はありません。

体重に頼らないレオパの適正な体型診断

体重に頼らないレオパの適正な体型診断

レオパが肥満なのか、痩せすぎなのかは、体重だけでは判断できません。脂肪や筋肉がどれくらいあるかにもよるからです。

そこで、レオパが適正な体型かどうか判断するポイントをご紹介します。これらの判断ポイントを見て、レオパの健康的な体型を作れているか確認しましょう。

  • 尻尾と首の付け根の太さが同じくらいか
  • 脇ぷにと呼ばれる脇の肉があるかどうか

尻尾と首の付け根の太さが同じくらいか

レオパの健康状態を確認するためには、体重だけでなく体型も重要です。尻尾と首の付け根の太さが同じくらいかどうかを確認しましょう。

健康なレオパは、尻尾が太く、首の付け根とほぼ同じ太さになっています。尻尾が細い場合、栄養不足や健康問題が疑われます。

逆に、尻尾が極端に太い場合は肥満の可能性があります。定期的に体型をチェックし、適正な体型を保つために運動や食事を改善しましょう。

脇ぷにと呼ばれる脇の肉があるかどうか

レオパの体型診断には、脇ぷにと呼ばれる脇の肉の有無もチェックポイントです。脇ぷには、脇の部分に柔らかい肉がある状態を指します。

しかし、脇ぷにがあるからといって必ずしも肥満とは言えません。レオパの体型や健康状態には個体差があり、全体のバランスを見ることが重要です。

脇ぷにが目立つ場合は、餌の量や運動量を見直す良い機会です。定期的に体型をチェックし、健康管理に役立てましょう。

レオパがガリガリになる原因と対処法

レオパがガリガリになる原因と対処法

先ほどの体型チェックをした結果、飼っているレオパがガリガリ体型だったあなたへ。

ここでは、レオパがガリガリになる原因とその対処法をご紹介します。ぜひこれらを参考にして、ガリガリから健康的な体型を目指してください。

  • エサが足りず栄養不足になっている
  • 病気や怪我の影響で痩せ細っている
  • 寄生虫によって栄養が奪われている

エサが足りず栄養不足になっている

レオパがガリガリになる主な原因の一つは、単純にエサが足りず栄養不足になっていることです。適切な量のエサを与えないと、成長や健康に悪影響を及ぼします。

ベビーやヤングの成長期には、特に注意が必要です。レオパの体重や成長段階に応じて、必要な栄養をバランス良く含んだエサを与えましょう。

エサの種類や頻度も見直し、レオパの健康を維持するための適切な給餌を心がけてください。遊び場を使ってしっかりと運動させることで、食欲を上げられますから。

病気や怪我の影響で痩せ細っている

レオパがガリガリになるもう一つの原因は、病気や怪我の影響です。感染症や内臓疾患があると、食欲が減り体重が減少します。

怪我をしている場合も、痛みやストレスで食欲不振になることがあります。レオパの元気がなく、体重が減少している場合は、早めに獣医師の診察を受けましょう。

病気や怪我の早期発見と適切な治療が、レオパの健康回復につながります。定期的な健康チェックもまた怠らないようにしましょう。

寄生虫によって栄養が奪われている

レオパがガリガリになる原因の一つに、寄生虫の感染があります。寄生虫はレオパの体内で栄養を奪い、体重減少を引き起こします。

特に内部寄生虫は、消化管に問題を起こすことがあります。レオパの糞便に異常が見られる場合や、体重が減少している場合は、寄生虫の感染を疑いましょう。

早めに獣医師の診察を受け、適切な駆虫薬を使用することで、健康を取り戻すことができます。こればっかりは自分で対処しようとせず、専門家をすぐに頼ってください。

レオパが肥満になる原因と対処法

レオパが肥満になる原因と対処法

先ほどの体型チェックをした結果、飼っているレオパが肥満体型だったあなたへ。

ここでは、レオパが肥満になる原因とその対処法をご紹介します。ぜひこれらを参考にして、ブヨブヨした体から健康的な体型を目指してください。

  • 与えるエサの分量や頻度が多すぎる
  • ケージ内の温度が低く、代謝も低い
  • 遊び場がなく運動不足になっている

与えるエサの分量や頻度が多すぎる

レオパが太り気味になる主な原因の一つは、エサの分量や頻度が多すぎることです。適量を超える餌を与えると、カロリー過多になり肥満を引き起こします。

成長段階に応じた適切な量と頻度で餌を与えることが重要です。特に、脂肪分の多い餌を控え、バランスの取れた食事を心がけましょう。

定期的に体重を測り、適切な体重管理を行うことで、健康を維持することができます。過度な給餌を避け、健康な生活をサポートしましょう。

ケージ内の温度が低く、代謝も低い

レオパが太り気味になる原因には、ケージ内の温度が低く代謝が低下していることがあります。適切な温度管理ができていないと代謝が落ち、消化不良や脂肪の蓄積が起こります。

レオパの飼育環境では、温度を適切に保つことがとにかく重要なポイントです。日中の温度は28〜32度、夜間は26〜28度を目安にしましょう。

適正な温度管理でレオパの健康を守るのは、飼い主の責任です。温度計を使用して頻繁にチェックし、必要に応じてヒーター・エアコン・サーモスタットなどを活用してください。

遊び場がなく運動不足になっている

レオパが太り気味になる原因の一つは、遊び場がなく運動不足になっていることです。狭いケージやシンプルすぎるレイアウトでは、レオパは十分な運動ができません。

運動不足は体重増加と健康問題を引き起こします。レオパの健康を保つためには、広めのケージとさまざまな遊び場を提供することが重要です。

ケージ内に登り降りできるはしごや高低差の作れるロフトを設置し、レオパが自由に動き回れる環境を作りましょう。設置するだけで運動をしてくれるので、やるならお早めに。

運動不足を解消!遊び場「はちゅれちっく」

両爬工房では、小型爬虫類向けの遊び場(遊び場付きロフト)「はちゅれちっく」を開発・販売しています。

レオパの立体活動をサポートできるので、便秘や運動不足の解消につながります。野生のような活き活きとした姿を見られるので、あなた自身も飼っていて楽しくなるはずです。

サイズは「2階建て」「3階建て」の2種類で、お使いのケージサイズに合わせて選べます。特別な知識や技術は必要なく、設置するだけで立体レイアウトのできあがりです。

「レオパの運動をうながして、食欲をアップさせたい」「もっとレオパに健康でいてほしい」と思う方は、遊び場「はちゅれちっく」をぜひ手に入れてください。

レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる!

この記事のポイント

この記事のポイント

今回は「レオパの体重の目安」について解説しました。最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。

・適正体重はあくまで参考にして、体型や肉付きで健康かを見るべき
・レオパを太らせたいなら、適切な環境づくりと栄養バランスが大事
・レオパを痩せさせたいなら、運動させて、エサの量や頻度を減らす
・運動不足を解消をさせるなら、登り降りできる遊び場を設置しよう
・レオパ専用の遊び場なら両爬工房の「はちゅれちっく」がおすすめ

運動不足の解消になるレオパの遊び場が気になる方は、下記の記事をご覧ください。