【危険】レオパに回し車は超リスク!今すぐやめるべき理由

【危険】レオパに回し車は超リスク!今すぐやめるべき理由

「レオパに回し車は使っていいの?怪我をしたらどうしよう…」「レオパの運動をうながす他にいい方法があれば知りたい!」といった悩みにお答えします。

レオパに回し車を使うのは、絶対にやめておきましょう。回転部分に手足や尾がはさまれて、取り返しのつかない事故が発生する可能性があるからです。

回し車がなくても、ケージ内に遊び場を設置すればより効果的に運動をうながせます。この記事では、回し車よりも安全な「レオパに運動をうながすレイアウト」をご紹介します。

レオパにずっと健康でいてほしい方、もっとレオパの飼育を楽しみたい方は、ぜひ最後までご覧ください。記事後半で紹介する「レオパ専用の遊び場」は、必見の便利グッズです。

この記事の著者

爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表

Kanta

かんた

プロフィール

爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。

レオパに回し車を使うのはやめるべき理由

レオパに回し車を使うのはやめるべき理由

レオパに回し車を使うのはやめるべき理由について、あらためて詳しく解説します。

「えー、それでもやっぱり使いたいな…」と悩んでいる方は、絶対に読んでください。そして回し車を使うのは、やめておきましょう。(かわりのいい遊び道具も記事後半で紹介してますから。)

  • そもそも気に入らない個体もたくさんいる
  • 手足や尾が挟まって怪我を負うリスクがある
  • 反った体型の維持によって変形する恐れがある

そもそも気に入らない個体もたくさんいる

そもそもレオパが回し車をあまり好まないことがあります。自然界では、回し車のような同じ場所で歩行を続ける運動はなく、彼らの行動パターンに合っていません。

回し車を使っても、興味を示さなかったり、使いこなせないレオパが多いのが現実です。無理に使わせようとすると、ストレスを感じさせることにもなりかねません。

レオパの自然な行動に合わせた遊び場を設置する方が、確実なうえ優しい選択です。飼い主であるあなたの都合で無理やり回し車を使おうとするのは、やめておきましょう。

手足や尾が挟まって怪我を負うリスクがある

レオパードゲッコーの体形は、回し車に適していないため、使用中に手足や尾が挟まることがあります。これが原因で重傷を負うことも少なくありません。

回し車の機構には、回転部に手足や尾が挟まるスキマがありがちです。回転中にレオパの細い手足や尾の先端部分が入り込み、結果遠心力で引き裂かれる可能性もあるわけです。

小さなケガが大きな問題に発展することもあります。雑菌が入り、そのまま壊死なんてことも。レオパの安全を守るためにも、回し車の使用は避け、代わりに安全な遊び場を用意することをおすすめします。

反った体型の維持によって変形する恐れがある

確かにレオパードゲッコーは、体をくねらせながら力強く動けるので、立体運動を得意としています。しかし、回し車のような不自然に反り返る姿勢を長時間強いられることは、体が想定していません。

長時間この体勢が続くと、レオパの背骨や足に悪影響を及ぼし、体型が変わる可能性があります。体型が変形すると、歩き方にも影響が出てしまい、最終的には健康を害することにもなりかねません。

レオパの健康を考えるなら、回し車の使用は避け、自然な動きをうながす遊び場を選びましょう。立体運動だけでも、しっかりと運動不足を解消できます。

回し車の代わりに遊び場を設置しよう

回し車の代わりに遊び場を設置しよう

レオパにとって回し車は、とてもリスクのある遊び道具です。そのため、回し車の代わりに専用の遊び場を設置することをおすすめします。自然な運動を促す遊び場は、レオパにとって安心安全です。

レオパ専用の遊び場であれば、登り降りできる階段やはしご、隠れ家などの要素があります。こういった構造は、レオパがどんどん探索でき、楽しめるものです。これにより、彼らはストレスなく活動でき、健康を保つのに役立ちます。

回し車では得られない多様な運動をうながして、レオパの健康を促進しましょう。運動不足の解消だけでなく、肥満や便秘の対策にもなるので、一石二鳥です。

遊び場を使った簡易立体レイアウトのメリット

遊び場を使った簡易立体レイアウトのメリット

遊び場を使った簡易立体レイアウトのメリットについてご紹介します。

回し車より下記のようなメリットがあるので、おすすめしています。レオパを飼うなら、まずは簡易立体レイアウトから始めてみましょう。

  • 平行移動だけでなく上下の立体活動ができる
  • 高低差ができてレオパが体温を調整しやすい
  • レイアウトが映えるので、飼育が楽しくなる

平行移動だけでなく上下の立体活動ができる

レオパードゲッコーの遊び場を立体的にすることで、回し車のようにただ横に動くだけでなく、上にも下にも動けるようになります。

これにより、レオパの運動能力が向上し、日々の活動に変化と興奮を与えることができます。彼らは自然に近い環境で登ったり降りたりするのを楽しめるので、このような立体レイアウトは非常に有効です。

立体的なレイアウトは、ケージの体積(主に高さ部分)を有効活用できます。ケージ全体を使って組まれたレイアウトは、まるでレオパの遊園地のように幸せを与えます。

高低差ができてレオパが体温を調整しやすい

立体的な遊び場にすることで、高低差が生まれます。この高低差があると、変温動物であるレオパードゲッコーは、自分で体温を調整しやすくなります。

暖かい場所や涼しい場所を自由に選べるため、快適に過ごせるように。自然界では体温調節が生存に直結するため、この環境はレオパにとって快適な暮らしを作る重要ポイントです。

特に寒い冬場なんかは、ヒーターに近づけるので温度対策になります。ただ運動をうながすだけでなく、レオパの保温にもつながるのが遊び場の良いところです。

レイアウトが映えるので、飼育が楽しくなる

立体的な遊び場は見た目にも美しく、あなた自身もレオパの活動を一層楽しむことができます。2階建て・3階建てなど、色々な階層を使ってレイアウトを工夫すると、飼育環境が豊かになり、毎日の観察がもっと面白くなります。

また、訪れる人たちにも素敵な印象を与えることができるでしょう。レオパが活動的に動く姿を周囲の友だちや爬虫類好きに見せることは、飼い主にとって大きな喜びです。

このような環境づくりにより友だちができるなど、いい意味でこれまでにない飼育のモチベーションが生まれます。SNSの投稿で、いいねやバズを生みやすいのも良いですよね。

遊び場を使った簡易立体レイアウトの作り方

遊び場を使った簡易立体レイアウトの作り方

遊び場を使った簡易立体レイアウトの作り方は、とても簡単です。

レオパの運動をうながしたい人、もっと飼育を楽しみたい人は、この簡易立体レイアウトを作りましょう。

  • ひと回り大きいケージを使う
  • レオパ専用の遊び場を設置する

ひと回り大きいケージを使う

立体的な遊び場を作るときは、いつもよりひと回り大きいケージが必要です。これにより、レオパードゲッコーに十分な空間を提供できるうえ、遊び場を設置できます。

大きなケージでは、隠れ場所や登る場所など、レオパが探索を楽しむためのアイテムを自由に配置できます。反対に小さなケージだと、最低限の飼育用品しか置けないので、やれることも当然少なくなるのです。

具体的には、これまで幅30cm×奥行き20cmのケージであれば、奥行きが30cmあったり、幅が45cmあったりするとワンランク上の立体レイアウトを組むことができます。

あなただってずっと狭い部屋は嫌ですよね。これから長い長い飼育生活のこと、レオパの幸せのことを考えたら、ある程度の出費はとても価値のある投資に違いありません。

レオパ専用の遊び場を設置する

レオパ専用の遊び場を設置することで、登ったり降りたりできるので立体運動をうながせます。きちんとレオパのために作られたものなら、安心して使えますよね。

たとえば両爬工房の遊び場であれば、既製品なので届いたら設置するだけで使えます。少し広めのケージは必要になるものの、特別な知識や技術はいらないわけです。

遊び場を設置した後は、レオパの様子を見て高さや配置を調整してあげましょう。楽しそうに穴から顔をのぞかせたり、はしごを登ったりする様子を見て楽しみましょう。

回し車より楽しいレオパの遊び場「はちゅれちっく」

両爬工房では、小型爬虫類向けの遊び場(遊び場付きロフト)「はちゅれちっく」を開発・販売しています。

はちゅれちっくを使えば、レオパの立体活動をサポートできるので、運動不足の解消や便秘・肥満の予防につながります。野生のような活き活きとした姿を見られるので、あなた自身も飼っていて楽しくなるはずです。

サイズは「2階建て」「3階建て」の2種類で、お使いのケージサイズに合わせて選べます。特別な知識や技術は必要なく、設置するだけで立体レイアウトのできあがりです。

「レオパを積極的に運動させたい。ずっと健康でいてほしい」「もっと毎日の飼育を楽しみたい」と思う方は、レオパ専用の遊び場「はちゅれちっく」をぜひ手に入れてください。

レオパの遊び場「はちゅれちっく」で飼育がもっと楽しくなる!

この記事のポイント

この記事のポイント

今回は「レオパの回し車の必要性」について解説しました。最後に、この記事の大切なポイントを振り返りましょう。

  • レオパにとって回し車は、怪我のリスクがあるのでやめとこう
  • 回し車に挟まったり、無理な姿勢で体型が壊されたらもう戻れない
  • レオパに運動させたいなら、回し車よりも専用の遊び場がおすすめ
  • 遊び場を設置するときは、ひと回り大きいケージを用意するだけ
  • レオパ専用の遊び場なら両爬工房の「はちゅれちっく」がおすすめ

レオパの遊び場をお探しの方は、下記の記事がおすすめです。