インドホシガメの湿度管理と適正ライン【自動で加湿する便利グッズ】

インドホシガメの湿度管理と適正ライン【自動で加湿する便利グッズ】

爬虫類用品メーカー「両爬工房」の山田です。プロの立場からこの記事を解説します。

「インドホシガメの適正な湿度は?湿度管理のやり方を知りたい!」「湿度管理が簡単になる便利グッズはあるの?」といったお悩みに、わかりやすくお答えします。

インドホシガメの湿度管理は、あなたの想像以上に簡単です。記事内で紹介する便利グッズを使えば、誰でも簡単に適正な湿度を作り出し、長時間維持できるようになります。

この記事の前半では「インドホシガメの適正湿度、湿度ミスによる悪影響」について詳しく解説します。そして、後半には便利グッズ「加湿機能付きシェルター」をご紹介します。

湿度管理に失敗してインドホシガメを不幸にしたくない方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の著者

爬虫類の飼育用品メーカー『両爬工房』代表

Kanta

かんた

プロフィール

爬虫類を含めた動物の飼育歴23年。自分でも爬虫類を飼いながら、飼育用品メーカー『両爬工房』代表として、爬虫類シェルターなどを開発・販売している。ものづくりのモットーは「ユニークで良いものを」。好きな食べ物は、ティラミスとスタバのフラペチーノ。好きなアーティストは、優里と菅田将暉。

インドホシガメは高湿度好き!適切な湿度は50〜80%

インドホシガメは高湿度好き!適切な湿度は50〜80%

インドホシガメは高温多湿を好むリクガメです。彼らの健康を守るため、湿度は50%から80%を保つことが大切です。この湿度範囲があれば、甲羅も皮膚も健康に保てます。

※注意:飼育書の中には「常に80%以上が望ましい」との見解もあります。とはいえ、それは難しい話ですよね。「それくらい高湿度が好き」という認識くらいで大丈夫です。

湿度が低すぎると甲羅の問題が起きやすく、また呼吸器系にも影響します。とはいえ、逆に湿度が高すぎると、カビや細菌のリスクが増えます。

霧吹きや水入れ、加湿器、加湿機能付きシェルターなどを駆使して、適正な湿度ラインを維持できるように努めましょう。

インドホシガメの湿度管理ミスによる悪影響

インドホシガメの湿度管理ミスによる悪影響

インドホシガメの湿度管理ミスによって、どのような悪影響が及ぶかわかりますか?

命にも関わる大切なポイントです。これからインドホシガメを飼育するにあたって、絶対にこれらの内容は知っておいてください。

  • 高湿度すぎるとカビや細菌で皮膚病になる
  • 低湿度すぎると甲羅の成長障害を起こす
  • 低湿度すぎると呼吸器の病気を患う

高湿度すぎるとカビや細菌で皮膚病になる

インドホシガメのケージ内が過度に湿ってしまうと、カビや細菌が繁殖しやすくなります。このような環境は皮膚病を引き起こす可能性があり、あなたの大切なペットにとって非常にリスクが高い状態です。

カビや細菌は暖かく湿った場所を好むため、ケージの湿度管理には特に注意が必要です。もしケージがジメジメしていると感じたら、通気を良くする措置を講じたり、湿度を適切に調整する方法を検討しましょう。

低湿度すぎると甲羅の成長障害を起こす

一方で、ケージ内の湿度が低すぎる場合も問題です。インドホシガメの甲羅は、彼らの健康のバロメーターとしても機能しており、適切な湿度が不可欠です。

湿度が低いと、甲羅が正常に成長せず、軟化したり形が歪むことがあります。これは見た目の問題だけでなく、インドホシガメの全体的な健康にも影響を及ぼします。

甲羅が健康であることは、飼育者から見えるビジュアルの問題だけでなく、彼らが快適かつ健康的に過ごすためにも大切なポイントです。

低湿度すぎると呼吸器の病気を患う

インドホシガメのケージの湿度が低すぎると、呼吸器の病気にかかりやすくなります。特に乾燥した環境は、インドホシガメの気道を刺激し、その結果、呼吸に関連する健康問題を引き起こすことがあります。

このような問題には、鼻水や呼吸が荒くなるなどの症状が現れることがあります。人間同様に適切な湿度の維持は、インドホシガメの呼吸器を守るために非常に重要です。

インドホシガメのケージ内の湿度計測方法

インドホシガメのケージ内の湿度計測方法

インドホシガメを健康に育てるためには、ケージ内の湿度を正確に知ることがとても大切です。これにはデジタル温湿度計が非常に役立ちます。この湿度計をケージ内に設置することで、いつでも現在の湿度をチェックできるようになります。

湿度計の設置場所については、ケージの中心に置くと一番正確な読み取りが可能ですが、その位置だとインドホシガメに動かされたり、邪魔になることがあるかもしれません。

そこで、もっと実用的な方法として、ケージの端の方に湿度計を複数設置することをおすすめします。これにより、ケージ内の異なる場所での湿度や温度の変化も把握でき、より良い環境を作る手助けになります。

インドホシガメの湿度管理・調整方法

インドホシガメの湿度管理・調整方法

インドホシガメの湿度管理・調整方法について、ご紹介します。これらの方法の中から、自分にあった方法を選んだり、組み合わせたりしてみましょう。

  • 定期的に霧吹きをする
  • 自動加湿調整器を設置する
  • 加湿機能付きのシェルターを使う

定期的に霧吹きをする

インドホシガメのケージの湿度を適切に保つためには、霧吹きが効果的です。霧吹きをすることで、インドホシガメが必要とする湿度を簡単に与えられます。

特に乾燥している日や季節では、朝晩2回(高湿度が好きなので、乾燥するならさらに増やす)、ケージ内に軽く霧を吹きかけると良いでしょう。床材に霧吹きをすればケージ内を長時間保湿できるので、インドホシガメの皮膚や甲羅に水分を与えられます。

ただし、ケージが何日もずっと湿りすぎないように注意が必要です。あまりに過剰に湿度が高すぎると、カビや細菌を繁殖させてしまいます。

ケージ内の通気を確保し、湿度計を使って湿度レベルをこまめにチェックしましょう。何日か試していけば、感覚的に必要な霧吹きの回数や水分量が分かってきます。

自動加湿調整器を設置する

インドホシガメのケージ内の湿度を自動で管理したいなら、自動加湿調整器がおすすめです。この装置を使えば、設定した湿度を自動で保つことができ、手動で霧吹きする手間が省けます。

自動加湿調整器は、センサーが湿度を感知して自動で加湿や脱湿を行い、常に一定の湿度を維持します。これにより自分が目を離していても湿度を調整できます。

ただし、自動加湿調整器はとても便利ですが、価格がかなり高い点がデメリットです。また、ケージ内だけを集中的に加湿するのは意外と難しく、位置の調整や設定の見直しが必要になることもあります。

加湿機能付きのシェルターを使う

インドホシガメの湿度管理で最もおすすめなのが、加湿機能付きのシェルターです。このシェルターはケージの中で場所をとらず、設置も簡単なため、誰でも気軽に始められます。

シェルター内には水を入れる部分があり、インドホシガメが必要とするかなりの高湿度を自然に保つことができます。飲み水用の水入れと一緒に補充するだけで良いので、毎日の手間がほとんどかかりません。

この方法は湿度の安定した環境を維持しやすいうえ、床材をびしょびしょに濡らさなくていいので、カビや細菌の心配も少なくなります。飼育初心者のうちは、加湿機能付きシェルターの導入を検討しましょう。

インドホシガメの湿度管理ができる加湿機能付きシェルター

幅19cm×高さ10cm「カラーリクガメシェルター」(カラー5色)

爬虫類用品の国内メーカーである両爬工房では、彩り豊かなカラーから選べる「カラーリクガメシェルター」を開発・販売しています。

こちらの商品は、リクガメ専用として作られました。たとえば水を入れてケージ内を加湿する特別な機能を持っていたり、垂直な壁面で登りづらくして事故を防いだりできるのです。

そして何より他のシェルターと違うのは、鮮やかな天井面。好みのカラーのものを使えば、毎日の飼育の充実度も高まり、楽しくなること間違いなし。

「好きなカラーのシェルターを使いたい」「もっと毎日の飼育を楽しみたい」と思った方は、こちらのカラーリクガメシェルターをぜひお買い求めください。

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幅28cm×高さ14cm〜「ビッグリクガメシェルター」(L/XL/XXL)

爬虫類用品の国内メーカーである両爬工房では、超巨大なリクガメでも使える「ビッグリクガメシェルター」を開発・販売しています。

こちらの商品は、リクガメ専用として作られました。たとえば水を入れてケージ内を加湿する特別な機能を持っていたり、垂直な壁面で登りづらくして事故を防いだりできるのです。

これまで諦めていた大きなリクガメの飼い主さんも、こちらの’製品なら使えるはず。大きくなった後でも、たまには隠れて休ませてあげたら喜んでくれるでしょう。

「大きくなったペットに隠れ家をあげたい」「成長に備えて、あらかじめ大きいものが欲しい」と思った方は、こちらのビッグリクガメシェルターをぜひお買い求めください。

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この記事の大切なポイント

この記事のポイント

今回は「インドホシガメの湿度管理」について、プロの目線からご紹介しました。最後に、忘れないようにこの記事の大切なポイントを振り返りましょう。

  • インドホシガメは湿潤好き、適正ラインは50〜80%
  • 湿度管理を間違えると皮膚病や甲羅障害などを患う
  • ケージ内には温湿度計を複数設置して定期的に確認
  • 湿度管理には、霧吹き・加湿器・シェルターを活用
  • 両爬工房なら加湿機能付きシェルターの種類が豊富

加湿機能付きのリクガメシェルターをお探しの方は、下記の記事がおすすめです。両爬工房の製品について、メリットやデメリット、お客様のレビューを紹介しています。

≫後ほど記載

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